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串刺し王VSホビット爺さん

この国の治安は非常に良くての、この国に住んどる者は犯罪などは犯さんのじゃ!

 

それも、この国を統治する王様のおかげじゃ・・・

この国の者は、悪い事などはせんのだが、たまに事情を知らないよそ者がやらかしては、「串刺し」にされておる。

 

そのやり方とゆうのは、ケツの穴に大ハンマーで杭を打ち込み、街道沿いに晒すとゆうものじゃ。こんな事をされたら、どんなに「やさぐれ」ておっても、行動は慎重になる。「無罪」か「串刺し」しか選択肢が無いのじゃ!

 

「達が悪い」事にこの王様トラップを仕掛ける!例えば、金貨を道端に放置して置くとかの・・・よってこの国の「遺失物」の回収率も全国でトップクラスとなっておる。

 

と、言ってるそばから目の前に「金貨」が落ちておるでは無いか・・・「また事情を知らんよそ者が、「串刺し」になるのも可哀そうじゃ。」と思い「金貨」を拾った瞬間!物陰から兵士が現れ、問答無用で拘束された。

 

どうやら「串刺し王」の噂も知れ渡り、よそ者ですらこの国でバカな事をする者が居なくなった・・・こいつらにはノルマでもあるのだろう。達成できなければ当然・・・・そこでこの年寄りに目を付けたか?

 

そしていよいよ・・・とゆう時にどうも様子がおかしい!あの「串刺し王」が取り乱して居る!

 

「無いじゃん!」

 

「って、ゆうか?なんで無いの?」

 

「あーコイツ、マジ面倒くせー」

 

「もういいから、どっか行けよ!」

 

「なんだか良く分からんが、そうゆう事ならワシはもう帰るぞ!」

 

コイツの気が変わらんうちに、とっとと退散した。どうやら「串刺し王」の正体とは・・・

 

「そうゆう異常な性癖を持つ、変態オヤジだったのだ!」

 

「こんな奴を喜ばせる為に・・・・と思うと涙を禁じ得ないが今回は命拾いしたわい!」

 

「そもそも、ワシにはそんなもんは無いんじゃ!」

 

そして、例の兵士がワシの代わりに「串刺し」になった事は言うまでもない。